小千谷の「割烹 東忠」が事業停止
江戸時代に創業した小千谷市の料理店「割烹(かっぽう) 東忠(とうちゅう)」が経営不振から11日までに事業を停止し、弁護士に事後処理を一任したことが分かった。
東忠は1730年ごろの創業。1868年、長岡藩総督の河井継之助が小千谷の慈眼寺で新政府軍との和平交渉「小千谷談判」に臨み、決裂した後、本館2階の客室で昼食を取ったと伝えられる。
2015年には江戸末期建築の本館のほか、昭和初期建築の別館と明治初期にできた土蔵「上の蔵」が登録有形文化財に登録された。
織物や養鯉業など地場産業の発展を背景に1964年、本館3階に畳80枚分の大広間を増築。かつての花街の文化を伝える建物として地域に親しまれてきたが、ここ数年は宴会客の減少などで経営が悪化していた。
関係者によると、事業停止したのは9月下旬で負債総額は数千万円。10日の株主総会で会社清算の方針を決めた。従業員約10人は全員解雇した。
東忠は1730年ごろの創業。1868年、長岡藩総督の河井継之助が小千谷の慈眼寺で新政府軍との和平交渉「小千谷談判」に臨み、決裂した後、本館2階の客室で昼食を取ったと伝えられる。
2015年には江戸末期建築の本館のほか、昭和初期建築の別館と明治初期にできた土蔵「上の蔵」が登録有形文化財に登録された。
織物や養鯉業など地場産業の発展を背景に1964年、本館3階に畳80枚分の大広間を増築。かつての花街の文化を伝える建物として地域に親しまれてきたが、ここ数年は宴会客の減少などで経営が悪化していた。
関係者によると、事業停止したのは9月下旬で負債総額は数千万円。10日の株主総会で会社清算の方針を決めた。従業員約10人は全員解雇した。
【社会】
2016/11/12 10:00