割烹「東忠」、5月1日営業再開
新潟・小千谷の老舗
江戸時代に創業した料理店で、経営不振のため昨秋に事業を停止した小千谷市元町の「割烹(かっぽう) 東忠(とうちゅう)」が5月1日に営業を再開する見通しになったことが3日、分かった。小千谷市産業開発センターが土地と建物を取得し、長岡市の企業に運営を委託する。
東忠は1730年ごろの創業。1868年、長岡藩総督の河井継之助が小千谷の慈眼寺で新政府軍と和平交渉に臨んで決裂した後、本館2階の客室で昼食を取ったと伝えられる。江戸末期建築の本館など3棟が2015年、登録有形文化財に登録された。
小千谷市産業開発センターは、市総合産業会館サンプラザなどを管理運営する一般財団法人。東忠を文化財として維持するため土地と建物を買収することを決めた。買収額は非公表。30日に所有者と契約を結ぶ予定だ。
建物は外壁や調理場を改修し、「居食亭(いしょくてい) 東忠」として営業を再開する。長岡市で飲食店「柏亭」など7店を展開するノブサーズ(同市)が運営。夜間は5千円程度からのコースを設ける一方、日中はランチや喫茶のメニューを用意するという。
小千谷市産業開発センターの大宮武一理事長は「東忠を文化財として保全することが重要で、質の高い飲食サービスを提供する企業が見つかった。市民や観光客ら幅広い人たちに利用してほしい」と話した。
東忠は1730年ごろの創業。1868年、長岡藩総督の河井継之助が小千谷の慈眼寺で新政府軍と和平交渉に臨んで決裂した後、本館2階の客室で昼食を取ったと伝えられる。江戸末期建築の本館など3棟が2015年、登録有形文化財に登録された。
小千谷市産業開発センターは、市総合産業会館サンプラザなどを管理運営する一般財団法人。東忠を文化財として維持するため土地と建物を買収することを決めた。買収額は非公表。30日に所有者と契約を結ぶ予定だ。
建物は外壁や調理場を改修し、「居食亭(いしょくてい) 東忠」として営業を再開する。長岡市で飲食店「柏亭」など7店を展開するノブサーズ(同市)が運営。夜間は5千円程度からのコースを設ける一方、日中はランチや喫茶のメニューを用意するという。
小千谷市産業開発センターの大宮武一理事長は「東忠を文化財として保全することが重要で、質の高い飲食サービスを提供する企業が見つかった。市民や観光客ら幅広い人たちに利用してほしい」と話した。
【地域】
2017/03/04 12:04