スペンサー銃を使用するにあたっては、まずスプリングフィールドM1873トラップドアのように撃鉄を手動でハーフコックの位置にし、レバーを起こして使用済みの薬莢を排出、レバーを倒して管状弾倉から新しいカートリッジを薬室へ送って遊底を閉鎖する。そして射撃の直前に撃鉄をフルコック位置に起こすために、ヘンリーライフルのように一挙動で脱包・装填の動作を行うことはできなかった。
スペンサー銃は弾を次々と発射できるように、銃床内に管状弾倉を内蔵し、リムファイアカートリッジ7発を装填して使用した。空になったときには、銃床の床尾板の面から弾薬送り用のばねチューブを抜き取り、弾倉の中へ新しいカートリッジを一つずつ落とし込むか、または、ブレイクスリーカートリッジボックス（Blakeslee cartridge box）と呼ばれる弾薬盒を用いて素早く装填することができた。ブレイクスリーカートリッジボックスには各7発入りの装填用チューブが入っていて、6本入りと10本入りと13本入りがあった。開いた管状弾倉に装填用チューブをあてがうことにより、弾薬を一挙に流し込むことが可能であった。
匍匐した状態でスペンサー銃を撃ち続ける事は、不可能です。と書いて居たサイトの記事を読みましたが、
この映像を見ると分かりますが、スペンサー銃に弾薬を落とし込む作業は、匍匐した状態では行えませんね。
レバー操作なので、確かに敵兵に見つかり易いですね。
匍匐した状態で撃ち続けるには、元込めで単発式のスナイドル銃がベストだった事に成りますね。