シャープス銃
「英雄児」
スネルはすぐ店員に命じて、各種の銃をならべさせた。さすが、継之助に対してゲベール銃を見せるという愚はしなかった。まず、薩長や幕府歩兵が持っているミニエー銃を見せ、「射程が長い」といった。
「わかっている」
と、継之助はいった。ついで、エンフィールド銃、スナイドル銃、シャープス銃、シャスポー銃、スペンサー銃などを見せた。
スネルは、米国製のシャープス銃をしきりとすすめた。銃身が短く、取扱いが軽快で、しかも精度のよい元込銃である、と。
スペンサー銃に外観が似たアメリカの銃。単発式と思われる。歩兵銃は1195ミリだからそれほど短くはない。おそらく小説の銃は騎兵用の990ミリのものだったのだろう。
「英雄児」を目当てに単行本を購入して、読んだのですが、三十一年以上前でしたか。
馬鹿でボケな我は、米国製のシャープス銃を失念して居た訳ですね。
3月20日だと思いましたが、河井継之助Wikipediaの編集でアメリカ人の武器商人のスミス、シャープス銃(軍用カービン)を加筆しました。
アメリカ人の武器商人のスミスを知らない司馬遼太郎は、博識では無い。
アメリカ人の武器商人のスミスから、ガトリング砲、100挺のシャープス銃(軍用カービン)は、河井 繼之助に渡ったと考察するのが自然な流れです。
特殊部隊の様な長岡軍決死隊はシャープス銃(軍用カービン)で武装され、高倉永祜を討ったのです。