新潟)小千谷談判を再現 河井・岩村の子孫も観劇
150年前の北越戊辰戦争のきっかけとなった新政府軍と長岡藩の「小千谷談判」を再現する劇が2日、実際に交渉があった小千谷市の慈眼寺で行われた。交渉の主役となった長岡藩家老・河井継之助、新政府軍軍監・岩村精一郎の子孫ら5人が同寺で観劇したほか、中継された市民会館で約300人が楽しんだ。
小千谷談判は会津討伐のために東進してきた新政府軍(官軍)と長岡藩の間で1868年の旧暦5月2日に行われた。河井は和睦に向けて猶予を願い出たが、岩村は認めず決裂。長岡藩は奥羽越列藩同盟に正式加盟し、新政府軍と約3カ月間戦った末に敗退。河井は戦傷が悪化し、会津に撤退する途中で亡くなった。
劇は市民でつくる実行委員会が主催し、役者は市民から公募した。河井役の石沢友清さん(15)と岩村役の井上祥多さん(15)は、ともに長岡高校1年生。小学校と塾が一緒で井上さんが石沢さんを誘った。石沢さんは「緊張した。継之助は長岡藩のことを深く考えていたと実感できた」。井上さんは「練習は受験勉強と同時進行で大変だったけど、やりきった」。
岩村役の井上祥多さん(15)・・・中村正人の顔に似て居るので、大学を卒業後に芸能界に入って欲しい(大和田爆笑)
河井役の石沢友清さん(15)・・・日大相撲部に進んで卒業後は、相撲部屋に入門して大相撲の力士に成って欲しい(大和田爆笑)