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シャープス

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シャープス M1852 騎兵銃

1840年代に開発された殆どの騎兵銃が戦後姿を消したのに対して、シャープス 小銃は19世紀後半までの半世紀の間は騎兵隊のみならず、一般歩兵用から民間用大口径狩猟用小銃 (バッファロー・ライフルとして有名) に至るまで各種のバリエーションが使用されました。 単発でありながらその耐久性と後部から容易に装填可能な操作性に優れた後装方式により、南北戦争時の最も成功した騎兵銃として先ず最初に名前が挙げられます。 初期型はブリーチが斜めに取り付けられていたことからSlant Breech (斜めブリーチ) と呼ばれ、南北戦争ではリネン薬莢を使用する管打式のモデルが主に使用されました。

シャープス M1863 騎兵銃

その後、斜めブリーチから垂直ブリーチに代わり、より耐久性が高くなったのがシャープス M1863 騎兵銃です。 M1863 騎兵銃の多くの個体では不評だったローレンス・パテントのペレット・プライマー・システムは取り外されていました。

シャープス M1863 メタリック・コンバージョン 騎兵銃

戦争後期には金属製薬莢を使用するリム・ファイアのシャープス 騎兵銃も出現しましたが極少数に留まりました。 南北戦争で使用されたシャープス 騎兵銃の中では後期型に分類されるM1863 騎兵銃の多くは、戦後に管打式からM1866 トラップドア小銃用に開発されたセンター・ファイアの.50-70 Government弾を使用できる様に改造されました。 これらはシャープス M1863 メタリック・コンバージョン 騎兵銃と呼ばれました。 当初から金属薬莢用として生産されたモデルはフル・ロードの.50-70弾を使用しいましたが、コンバージョン・モデルは45グレインの減装弾を使用したと言われています。 初期型のSlant Breech (斜めブリーチ) はセンター・ファイアへの改造が強度的に難しかった為、管打式のまま南北戦争終結と共に姿を消し、現在では希少価値の高い品となっています。



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