ｷﾀ━━━( ´∀`)・ω・) ﾟДﾟ)・∀・)￣ー￣)´_ゝ`)━━━!!!!　河井 繼之助　じゃなくて、米百俵の精神（大和田爆笑）

　長岡市米百俵財団は、旧長岡藩の米百俵の故事を題材にしたアニメーションを初めて制作した。アニメで分かりやすく紹介することで、子どもたちを中心に長岡に伝わる「米百俵の精神」への興味を持ってもらうことが狙い。未来を見据えた人材育成を説いた小林虎三郎の姿などを描いており「授業などに活用してもらうほか、内外に発信する際の素材にもしたい」としている。

　財団は米百俵の精神を普及啓発するため、毎年市内の全小学６年生に虎三郎の物語を書いた冊子を贈っている。ただ冊子では関心を抱きにくい児童もいるため、映像によって理解を深めてもらおうと企画した。

　アニメは、山本有三原作の戯曲「米百俵」を基にしたシナリオで、東京都の映像製作会社が手掛けた。新潟市出身で「狼少年ケン」などで知られるアニメ作家月岡貞夫さんが監修した。制作費は約２千万円。

　米百俵の故事は戊辰戦争に敗れた長岡藩が舞台。困窮する同藩のために、現在の新潟市西蒲区にあった三根山藩から百俵の救援米が贈られたが、虎三郎は学校設立の資金に充てると主張した。アニメでは、虎三郎が周囲を「みなが食える豊かな長岡にするのは人材だ」と諭す場面が描かれる。

　アニメは３６分で、収録したＤＶＤを２００部作製。市内の各図書館、小学校に配布した。財団事務局次長の武樋正隆・市教育委員会教育総務課長は「アニメをきっかけに、人づくりがまちづくりにもつながるという米百俵の精神を知ってほしい」を話した。

　ＤＶＤは１部１１８８円（税込み）で販売もしている。問い合わせは同課内の事務局、０２５８（３９）２２３８。